FOREIGN BARISTAS IN TOKYO. VOLUME 4 of 4 KAI PETERSON of GLITCH & KITSUNE

FOREIGN BARISTAS IN TOKYO. VOLUME 4 of 4 KAI PETERSON of GLITCH & KITSUNE

Release Date: Sep 2, 2017

  1. はじめにご自身が普段されていることと、Glitch とCafé Kitsune で働くことになった経緯について教えてください。

私はドイツのデュッセルドルフで日本経済学を専攻している27歳の学生です。2006年に1年ほど日本の高校に留学し、その後2016年に上智大学の交換留学生として来日しました。日本では単に学生として大学での時間を過ごすだけでなく、働くことで日本語のスキルを上げ、日本で生活する方たちとの関係を築きたいと考えたため、バリスタとして働くことを決意しました。
そこで、バリスタとして働ける環境を探していたところCafé Kitsune と出会い、採用していただくことになりました。Café Kitsune で働き始めてから私はコーヒーに没頭し、東京周辺のコーヒーショップやそこで働くバリスタさんと知り合いました。私は複雑なコーヒーのフレーバーや焙煎技術の奥深さを知り、そしてこの知識をさらに深めたいと思いました。だから、私は3ヶ月前よりGlitch で働き始めたのです。

  1. 日本のコーヒー業界を知らない方に、現在の日本のコーヒーカルチャーをKaiさんならどのように紹介しますか?

日本はお茶の文化が深く根付いている国ですが、コーヒーの文化も急速に成長しています。
レベルの高いカフェが増えてきたのはほんの数年前ですが、東京だけでなく全国各地に存在します。そしてそれぞれのお店が異なるコーヒーへのアプローチをし、独自の店内デザインやインテリアを取り入れています。また、若くてエネルギッシュな、情熱的な人で溢れている日本のコーヒー業界は、互いに助け合い、アイディアを出し合って、おいしいコーヒーを日本全国に、そして世界中に広めようとしています。私には日本のコーヒー業界はとても洗礼された、高い品質の目指している業界に見えます。

  1. 日本のカフェで働くことと、ドイツで働くこととではどんな違いがありますか?またご自身が日本でバリスタとして働く際に、一番重きを置いていることはなんでしょう?

正直に申し上げますと、私自身ドイツでコーヒー業界に携わっていた経験があまりないため、ドイツと日本での働き方を比べるのはかなり難しいです。ただ確実に言えるのは、ドイツ比べて日本の方がスペシャルティコーヒーを扱うコーヒーショップがはるかに多く、焙煎から抽出までハンドメイドされたコーヒーは日本での方が流行っています。
また、今年東京で開催されたラテアートの世界大会でも、日本のラテアート技術は世界でもトップクラスだと感じました。ドイツではラテアートに比べて、エスプレッソに重きを置いているお店が多いように思えます。

  1. 現在の日本のコーヒー業界における最大の強みと弱みは何だと思いますか?

バリスタ同士の団結力と業界全体がコーヒーカルチャーを発展させようとしている点が、私は最大の強みだと感じています。
一方で、日本のコーヒー業界は単一文化に陥っているのではないかとも思います。コーヒー豆や抽出器具の話をバリスタ仲間とする際、同じ名前が挙がることが多々あります。ひょっとしたら知識と経験が豊富なバリスタの多くが、同じ情報源をもとに育成されたのではないでしょうか。つまり、バリスタとしての個性に足かせがかかっているのではではないかと思います。

  1. 日本人バリスタの働きぶりや特性について、感じることがあれば教えてください。

日本は非常にサービス水準が高い国で、コーヒー業界においてもサービスは最高レベルで、右に出る国は他にないと感じています。
また、データ収集を得意とし、正確で常にスキルアップのために努力し続ける国民性と、細部まで気配りのできる日本人の気質は、バリスタという職業に非常に向いているのではないかと思います。

  1. Kaiさんはコーヒーを淹れていない時は何をしていますか?

私はコーヒーを淹れていない時はおそらくカップにコーヒーを注いでいます。(嘘です、冗談です!)
休日には友達と料理をしたり、おいしいものを食べに行ったりしています。一人の時は新しい場所を開拓したり、行ったことのない都内のカフェなどを巡って休日を謳歌しています。

  1. 最後に、これからはじめて東京へいらっしゃる方へ、満足のいくおすすめの過ごし方を教えてください!

ガイドブックをもとに、載っている都内の有名スポットを観光するのももちろん素敵ですが、私個人としては自分自身で街を開拓していくのが、東京では一番楽しい過ごし方なのではないかと思います。
私だったら電車の切符は家に置いて出かけます。(日本の満員電車を体験してみたい方は別ですが…) 東京で最も楽しいことは、街中を歩いているとその街で暮らす人の生活や、新しい発見があるということです。
一日の始めは近所のコーヒーショップを探すことから始めます。なぜなら、素敵な一日は必ずおいしいコーヒーから始まるからです。そしてバリスタはその地域のことをよく知っているので、散歩のひと休憩にはカフェに立ち寄ってみてください。おすすめのスポットを教えてくれるはずです。
私のお気に入りエリアは代官山、中目黒、下北沢、そして吉祥寺です。夜は渋谷や六本木などの場所を避け、“横丁”と呼ばれる日本ならではの場所でお酒を楽しみます。地元のお客さんが多い横丁ではおいしいお酒とおつまみを安く楽しむことができ、運が良ければカウンター席の両隣で日本の方と晩酌ができるかもしないですよ。

 

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Interview by Vaughan (@vja)
Photography by Nik van der Giesen (@nvdg81)

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