BACARDI COFFEE COCKTAIL EXPERIENCE SEMINAR Vol.2

BACARDI COFFEE COCKTAIL EXPERIENCE SEMINAR Vol.2

Release Date: Mar 15, 2022

バカルディジャパンが主催するコーヒーカクテルセミナーの応用編となる「BACARDI COFFEE COCKTAIL EXPERIENCE SEMINAR Vol.2」が3月2日(水)、3月9日(水) に開催されました。第1回に続き、コーヒーカクテルについてより深く知ることのできるセミナーにGood Coffee も参加させていただきました。セミナー当日の模様を中心にセミナー内で公開されたオリジナルレシピと併せてレポートします!

昨年11月に開催されたVol.1 に続き、講師は東京・四谷にあるジェラート・カクテルバー「TIGRATO」のディレクター 高宮 裕輔氏とトランジットジェネラルオフィスコーポレートバリスタで、東京・南青山の「Little Darling Coffee Roasters」のロースター/ヘッドバリスタでもある赤川 直也氏。

こちらも前回と同様、赤川さんがこの日のためにBACARDI のお酒と相性のよい豆を選定し、コーヒーカクテルにもぴったりな焙煎をしたLittle Darling のコーヒー豆 (「BRAZIL」COFFEE BEANS CARMO DE MINAS FAZENDA SERTAO RED BOURBON NATURAL と「Colombia」Huila, El Mirador Pink Bourbon Natural のミックス) を用意。こちらの豆 (100g) ×2袋とこの日メインで扱ったDewer’s 12年スコッチウイスキーのボトルをセットで、オンライン参加者の元へ事前にお届けされていました。これだけでも無料セミナーとは思えない充実ぶりです。

セミナー本編の冒頭では、高宮さんよりウイスキーの定義や種類についてのご説明が。ウイスキーは大きく3種類に分類 (モルト・グレーン・ブレンド) されており、産地ごとの5大ウイスキー (スコッチ・アイリッシュ・カナディアン・バーボン・ジャパニーズ) の特長の解説や、8つの製造工程を経て造られていることなど、普段何気なく飲んでいるウイスキーについて理解を深めることができる内容でした。ちなみに今回使用するデュワーズは、ブレンデッドウイスキーで飲み口がスムースなため、様々なカクテルに使いやすいものだそう。

続いては赤川さんによるカクテル向けのコーヒー抽出についてのセクション。ここではコーヒー抽出時の未抽出 (酸味) と過抽出 (苦味) の定義を踏まえて、未抽出/過抽出が起こる原因やそれぞれの味の違いを確かめるという実験を行っていきます。TDS (抽出されたコーヒーの液体にどれだけコーヒーの成分が含まれているかを示す値) を濃度計を使用して数値 (%) 化することで、出来上がりの味を安定させることができるそう。

最終的にお酒と合わせることを想定し、コーヒーのどんな成分を際立たせたいかを考えた上で、あえて未抽出や過抽出で淹れたコーヒーを使用して酸や苦味を利用することもあるそうです。コーヒーの油分をうまく使うのがポイント!だそう。

次はいよいよコーヒーカクテルの実演。今回は”マシンを使わないコーヒーカクテル”2種類を紹介。1つ目はエアロプレスを使用した「コーヒーハイボール」、2つ目は急冷したアイスコーヒーを使用した「ウイスキーサワー」です。

TIGRATO 店頭でもコーヒーカクテルを提供をされている高宮さんが、今回のセミナーのために用意したレシピはエスプレッソマシンを使用しないオリジナルレシピ。視聴者のバーテンダーやバリスタの方々もお店にある器具で簡単に再現できるほか、会場によって環境の異なるイベントなどでも活躍しそう。もちろん自宅でも作れるレシピなので、いつものコーヒーライフを充実させる選択肢としても。エアロプレスの驚きの使用方法など、斬新かつ手軽な2つのレシピを公開します!

 

レシピ①:コーヒーハイボール

15gの豆に対して240mlの液体 (豆に対して16倍の液体量) を使用。

<作り方>
1. エアロプレスに直接コーヒー豆 (15g)・デュワーズ (40ml) に炭酸水を少量 (30ml) を加える
2. 攪拌する (味わいに応じて30秒〜1分待っても◯)
3. ゆっくりプレスする
4. 出来上がった液体を炭酸水 (170ml) で割る
5. グラスに注いで完成

👉 エアロプレスに直接グラインドしたコーヒー豆とウイスキーを入れて圧力を加えることでコーヒーの香りやフレーバーを移すため、豆をウイスキーに漬け込んで作るときに発生する独特なエグ味が出ない利点があるそう。また、はじめに少量の炭酸水を加えることで、炭酸の反発で抽出効率が上がるのでおすすめだそうです。

 

レシピ②:ウイスキーサワー

通常濃度のものと濃度帯の濃い未抽出の2種類の急冷したアイスコーヒーを使用して違いを比較。今回は未抽出 (豆18g/湯量180ml) コーヒーと通常通りのコーヒー (豆18g/湯量300ml) を用意しました。

<作り方>
1. シェイカーにウイスキー (40ml)・アイスコーヒー (30ml)・シンプルシロップ (10ml)・フレッシュレモンジュース (10ml) と氷をいれる
2. シェイクする (この時に加水量を意識して氷の硬さとシェイクの回数を調整する)
3. グラスに注いで完成

👉 2つを飲み比べた結果、未抽出 (濃度が濃い) 方がバランスが取れていた印象とのこと。使用するコーヒーのTDS (液体の濃度) や周率 (コーヒー豆から成分が何%抽出できたか) の違いでも出来上がりの味わいが変わってくるようですので、皆さんの好みのレシピを見つけてみるのも楽しみの一つかもしれません。
また、卵白を使用することが多いウイスキーサワーですが、コーヒーの油分で代用できるため今回のレシピでは不要だそう。

 

今回の「BACARDI COFFEE COCKTAIL EXPERIENCE」セミナーはオンラインのみの開催となりましたが、全国各地より多くの参加者を集め盛況に終わりました。バカルディジャパンでは今後も様々な形でコーヒーとカクテルの楽しみ方を発信していく予定。これを機にコーヒーカクテルの面白さや多様性に興味を持たれた方は、公式ページのチェックやSNSのフォローをおすすめします!

(公式サイト)https://www.bacardijapan.jp
(公式Facebook)https://www.facebook.com/BACARDI.JAPAN

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