Release Date: Aug 28, 2015
ベルリンでのコーヒー探検
本物のコーヒーオタクは自分のコーヒー器具一式をまとめて、それを持ってベルリン行きの最初の電車に乗る。驚くことではない、私もその内の一人であり、手にはカメラとペンを持っている。現在スペシャリティーコーヒー文化は開花し、そして拡大し続けている。そしてベルリンという町は最近その分野において名声を得ているのである。ドイツの都市は多くのコーヒー愛好家を惹き付けているが、特に傑出している5つのコーヒーショップがある。見逃すことのできないベルリンのコーヒーショップの短いスナップショットガイドをぜひ読んでください。
The Barn Roastery
ベルリンで一番認知度の高いコーヒーのメッカといえば、それは疑いなくThe Barnのことだ。このコーヒーショップはスペシャリティーコーヒーの認知度を効果的に高め、次世代のコーヒー通を教育した。1号店は2010年、Mitte’s Auguststraßeにオープンし、2012年には2号店とロースタリーもオープンさせるなど、この会社の成長は著しい。
オーナーのRalph Rulleと彼の会社は近年信用ある焙煎供給者になり、Barnのコーヒー豆はベルリンの外でも一般的に取り扱われるようになった。
牛乳や砂糖など一切入っていない純粋なコーヒーへBarnが専念したことにより、コーヒー愛好家に自然な形でサードウェーブコーヒーの質というものを体感させたことに疑いはない。
ヘッドバリスタは私にコロンビアのウイラのコーヒー豆、El Porvenirをドリップコーヒーで飲むように勧めた。甘いシロップのようなコーヒーはクランベリーの柑橘系の香りがする。疑いなく、どんな時も手軽に楽しめる飽きのこない一杯だと感じた。
http://goodcoffee.me/coffeeshop/the-barn-roastery/
Bonanza Coffee Roasters
多くの外国人がベルリンのサードウェーブコーヒーはBarnであると連想するが、本当のところBonanzaのバリスタ、Kiduk ReusとYumi Choiがベルリンに最初の伝説的なコーヒームーブメントをもたらしたのである。この最初のロースターはすでに10年の間ドイツの都市での常識となり、現在ここのコーヒー豆はベルリン市内の多くのコーヒーショップで目にすることが出来る。
Bonanzaからのインスピレーションはロンドンとそして最初のスペシャリティーコーヒーショップであるMonmouth Coffee Companyだ。2007年にオープンしたBonanza Coffeeは大繁盛であった。そしてコーヒーのシンボル的な場所になり、そのすべての動きにファンが付いて回った。そしてベルリンの周りでそれらの数は急速に増えたのだ。
高い位置にエスプレッソマシンがあり、その場所はバリスタとマシンがコーヒショップのなかで一番大切であるということを表している。コーヒーをドリップするスペースはカフェの真ん中にあり、コーヒーが抽出されているとき、みんなの注目の的になる。
エチオピアとコロンビアのコーヒー豆はシンプルなエスプレッソでも、美しく調整されたフラットホワイトのどちらにでも合う。Bonanzaが選ぶエチオピアのライトローストはすべての香りとみずみずしいレッドベリーの風味を完全に増長させる。575km遠く離れたケルンから瓶詰めされたLandliebeのミルクと合わさったエスプレッショットは、きめの細かい滑らかなラテやカプチーノを作るのだ。
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Companion Coffee
コーヒーショップはこの10年間、美容院や図書館などの複合空間に及ぶようになった。スペシャリティーコーヒーは予想外の場所を見つけて、コミュニティの中心になってきたのである。Shawn BarberとChris Ontonによってもたらされたベルリンの東の中心部にあるCompanion Coffeeも、’Voo Storeとして知られている流行りの洋服屋と協力して営業している。
完璧なフラットホワイトと心温まるサービスに関していえばCompanion CoffeeはKreuzbergで一番だといっても差し支えないだろう。2013年にオープンして以来、Companion Coffeeは絶えず素晴らしいコーヒーをその地域に住んでいる人に提供し、ファンを増やしてきたのである。そして私たちが良いコーヒーとは何かについて考える時、私たちは鳥肌が立つほど滑らかなCompanion Coffeeのコーヒーについて話しているのだ。
Companion Coffeeは一種類の豆だけにとどまっている訳ではない。地元のBarnのロースターを含む様々な国の種類豊富な焙煎された豆が、暗い色の木目のコーヒーカウンターの後ろに用意されている。現在はロンドンのNotes coffeeのロースターが焙煎した最高のコロンビアエスプレッソを出している。飲みやすいコーヒーは豊かなチョコレートやファッジ、レッドベリーの酸味のような香りが特徴的だ。
http://goodcoffee.me/coffeeshop/companion-coffee/
Five Elephant
天井が高く、風通しのよいスペースの中、オーナーであり小さい焙煎所も持つKrisとSophieがあなたがコーヒーとケーキというクラシックな組み合わせをゆっくりと楽しむことが出来るように、せわしなく動いている町とは対照的な空間を作ったのだ。
軽めにローストされたコーヒーは確かに町の評判である。彼らのチームはお店の裏で焙煎し、選別された産地を明示して販売している。ここのケニヤの水出しコーヒーはとても飲みやすいのでファンも多く、特に暑い日にはぴったりであると思う。
Five Elephantのコーヒーは有名ですが、そこのフィラデルフィアチーズケーキはものすごいヒット商品である。地元の人は町で一番のチーズケーキだと言い、外国人観光客はヨーロッパで一番のチーズケーキになりうるとまで言うのだ。どちらにしても確かにここのチーズケーキに恋をしてしまうのだが、Five Elephantはベルリンでの本物のコーヒー文化体験の最終地点である。
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Concierge Coffee
コーヒーに対する大きなビジョンをもった小さなスペースがBenjamin PatesとNamy Nosratifardによって作られた。ここはコーヒーシーンのなかでもかなり新しいのにも関わらず、多くのコーヒーオタクが気づいている。昔、古い門番部屋であった場所は、現在魅力的なテイクアウトウィンドーが付いた薄暗い小さいカフェに変えられている。
Conciergeに数時間滞在しているのは誘惑されている訳ではないが、コーヒーは高い中毒性を持っている。地元のロースターであるBonanza Coffeeが高品質な豆をConciergeに提供している。ここのフラットホワイトは運河の近くで起こった大ヒットだと言われ、それを否定することは難しい。
夢と目標とをいつも追い続けているオーナーはわくわくするような場所に、自分たちの焙煎所と新しい小さいコーヒーショップを作る計画を既に考えている。将来新しいConciergeがあらわれるのをじっと見守ろう。
http://goodcoffee.me/coffeeshop/concierge-coffee/
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Text&Photo by Audrey Fiodorenko
Translation by Kanako Tsunoda
AUTHOR
_audrey
Audrey Fiodorenko is a lifestyle blogger and a journalist with a quest for a perfect cup of coffee and unique atmosphere. You can usually find her in London and Japan or somewhere in between.