Japanese Baristas Downunder

Release Date: Mar 13, 2017

Nobumasa Shimoyama / Super Random +Nobu

・ここ最近、あなたが力を入れていることは何かありますか?

海外でバリスタとして働く人のサポートをしています。バリスタのスキルを教えたり、英語を学ぶ環境を作ったりしています。スキルに関しては、メルボルンにてバリスタスクールを行なっております。英語に関しては、フィリピンの語学学校と提携しバリスタ用英語テキストを共同制作”ワーホリバリスタ留学コース”を開発しました。また、現地(フィリピン)のスペシャルティコーヒーショップと提携しワークショップ(コーヒーの基礎知識)を開講しています。今後は日本の専門学校(カフェ課のある調理師学校)を卒業後、日本だけでなく海外で働くという選択肢ができるように、フィリピンにて語学学習が出来るようにパッケージ化しようと動いています。

 

・どのくらいメルボルンで働いていますか?また、どうしてメルボルンで働くことを決めたのですか?それは難しい決断だったのでは?

4年10ヶ月働いています。コーヒーの聖地と呼ばれるメルボルンで実際にコーヒーを作りお客様に提供したかったので、メルボルンを選びました。日本のコーヒーチェーンに9年勤めていましたが、家族の応援や海外で働く若いアジア人の活躍が私の背中を押してくれたので即決出来ました。

 

・メルボルンのコーヒーシーンについて教えてください。どんな感じですか?

Cafeという観点だと真似がなく、どんどん新しいものを取り入れていっているように感じます。オリジナリティのあるカフェが多く、コンセプトと商品とお店がマッチしていれば支持するお客様がたくさんいて繁盛していると思います。コーヒーの価格もフードの価格も他のオーストラリアの都市と比べると高く、どんどん上がっているように思います。ただ、日本と比較するとメルボルンの物価に対するコーヒー1杯の価格は低いと思います。

 

・メルボルンのコーヒーショップで行われていて、日本では行われていないことは何ですか?

・スタッフがしっかり休みを取る
3ヶ月ホリデーに行ったり、税金対策でお店を改装し休みを何ヶ月か取るオーナーもいます。

・朝の方が忙しい
6:30~たくさんのお客様がいらっしゃいます。

・早朝から夕方までの営業
朝から15時、16時までの営業が多く、メルボルンに来た時にこれを目の当たりにし、”これで収支が成り立つんだ”と驚きました。

・勤務中でもビジネスマンがコーヒーを買いに来る
朝出勤前、勤務中、ランチタイム、ティータイムと多くのビジネスマンがコーヒーショップにコーヒーをテイクアウェイしにいきます。

・電話オーダーや席の予約
電話でオーダーしたり、席の予約をしたりします。

・フードメニューが充実している
レストラン並みのフードが食べれるカフェが沢山あります。

・お客様とスタッフ、お客様とお客様がすごく仲良くなれる
毎日多い方は3回お店にきて下さいます。日常会話からお互いの信頼関係を築いてる方が多いです。

 

・1人か2人、あなたの常連客について教えてください。

お店がオープンしてから約3年間ホリデー以外は週7日1日3杯コーヒーを飲みに来てくださるお客様がいらっしゃいます。スタッフよりもお店に通ってくれています。笑 本当に自分の台所と同じような感覚で利用してくれていると思います。

 

・メルボルンで自分のお店を持ってみてどうですか?他の意欲のある日本人バリスタにはおすすめしますか?

私の場合は、スポンサーがいてお店を作ることが出来ました。全てのお金を投じて全責任を持ってお店をもつか、投資家がいて持つかいろんなスタイルがあると思います。どれも楽ではないと思うけどやりがいがある事だと感じています。もしお店を持つ事が目標ならおすすめします。ただしお店を持つことだけがバリスタのゴールでもないと思います。

 

・あなたがメルボルンで働いていて直面したいくつかの課題について教えてください。

2つあります。1点目は、バリスタや豆のコンディションが変わっても同じクオリティを保つことです。バリスタの場合はトレーニングや共通認識を持つ事が大事だと思います。2点目は”お客様にとっての美味しさ”とは何かという事を理解し、対応していくという事です。ミルクの温度が沸騰するくらい熱くても、エスプレッソがたった2滴入った薄いカプチーノでも、お客様が美味しいと言うならばそのベストコーヒーを追求したいと考えています。(勿論お店の基準の味は一定のものを保ちながらです。)

 

・現在のコーヒー業界でもっとも大きな問題は何だと思いますか?

もっとカフェを繁盛させる=売上を上げるという事だと思います。お店をもっと支持してくれるお客様を増やすと言い換えれると、お客様がどう生活の中でもっとコーヒーを飲んでくれるか、その為にはどうすればいいかという事です。コーヒーを売るのが難しいならば、僕らは売り方を勉強しなければならないと思います。

 

・今から10年後、あなたはどこで何をしていると思いますか?

オーストラリアと日本を本拠地にして、コーヒーと人とサービスを繋ぐ仕事をしていると思います。また、ホリデーを取りいろんな国に行ってゆっくりしたいと思います。

 

 

Special Thanks
Toshiyuki Ishiwata by Market Lane Coffee
Shoji Sasa by Artificer Coffee
Yoshiharu Kurosawa by Seven Seeds
Nobumasa Shimoyama by Super Random +Nobu
Kiyokazu Suzuki / Natsuki Kitami by GLITCH COFFEE&ROASTERS

Photo by
Kiyokazu Suzuki
Nik van der Giesen (@nvdg81)

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