Japanese Baristas Downunder

Japanese Baristas Downunder

Release Date: Mar 13, 2017

Shoji Sasa / Artificer Coffee

・コーヒーに携わるお仕事を始められたのはいつからですか?

2002年にワーキングホリデーでシドニーへ来ました。学校行ったりファームステイやフルーツピッキングをした後にシドニーへまた戻ってきたときに仕事探しをしてようやく雇ってもらったのがボンダイビーチにあるcafeでした。そこで皿洗いとして雇われました。ここでは述べ3年くらいいました。仕事はきつかったけど楽しかったので続けられたと思います。英語が伸びてきたときに接客をし始めコーヒーの作り方もそのときに習いました。これは2005年だったと思います。

 

・これまでの経歴を教えてください。

Gusto 2003-2006
Campos 2006-2007
Single O 2007-2013
Mecca 2013-2014
Artificer 2014-現在

 

・活動の拠点をオーストラリアにされたきっかけは何ですか?

父の知り合いがシドニーで長く住んでいたからです。大学を出て就職をしてうまくいかずに生活していたら父に見破られてのです。そしてこっちに知り合いがいるから行ってみないかと言われました。英語は嫌いではなかったですし。喋れるようになりたいとは思っていましたし。

 

・オーストラリアのコーヒー事情に変化はありますか?

フィルターコーヒーもよく見かけるようになりましたし消費者にも浸透してきているなと思います。9割以上のスターバックスが撤退したように消費者はお店や味を選ぶようになってきていると思います。

 

・オーストラリアにおいて、バリスタやロースターという職業はどんなイメージですか?

一つの職業として認められていると思います。会社によっては1週間に10トン焙煎する会社等もあるくらいですから。コーヒーでも街の中心部では一日に1000杯以上売る店が結構ありますから。若いうち1000杯作ったり10トン焙煎するのはいいですけど、かなり体力を使う職業だと思います。バリスタは若い子が多い気がします。
給料も悪くないですから。

 

・近年オーストラリアにコーヒーについて勉強しに行く日本人が増えているそうですが、実際学べる環境や経験できる機会が充実していますか?

多いと思います。卸会社は卸先にトレーニングやカッピング等の機会を提供していますから。しかしオーストラリアで仕事を体験したいのであれば、コーヒーの前に英語の勉強を頑張ることをお勧めします。せっかくこういったトレーニング等を受けても理解出来なければ意味ありませんから。
オーストラリアのコーヒーは世界で1番2番を争うくらいおいしいとよく耳にします。しかし日本も負けていないと思います。バリスタチャンピオンも日本から多数出ていますし。オーストラリアへ来る趣旨を明確にした方がいいと思います。こっちでは日本で体験できないことをたくさん経験できると思いますし。

 

・今まで飲んだ最高のコーヒーは?

今年弊社で仕入れたGuatemala EL Pilar、Brazil Sao Judas Rwanda Jarama Kivu Belt ですかね。

 

・尊敬するバリスタ、ロースターさんはいますか?

Market Lane のとしさん:同じ外国にいて下積みから始められて今のポジションを築くのは並大抵の努力ではないと思います。
Onibus の坂尾篤史君:ある意味今の日本のコーヒー文化の先駆者かなと思います。浅煎りがまだ受け入られていなかった頃に独学で焙煎をして今の味にたどり着くのは大変だっとおもいます。

 

・自分のお店以外のおすすめのコーヒーショップを教えてください。

うちの卸先ですが、Salvage、Neighbourhood BSM と Saturdays Surf シドニーのBondi Beach と Melbourne の中心部にあります。
あとはシドニーではMeccaでメルボルンではMarket Laneですかね。

 

(次のページは、Seven SeedsのYoshiharu Kurosawaさんのインタビュー)

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