Release Date: Aug 4, 2014
スターバックスのオーストラリア撤退について
少し前に「オーストラリアからスターバックスが撤退する」という事について、日本でも色々な記事が出ているようですが、実際にシドニーで生まれ育った人がこの “業績不振によるスターバックスのオーストラリア撤退” についてどう思っているのかを知りたくなり、まわりの友達に聞いてみたんですが、 かなり興味深い意見が返ってきました。
参考記事: 「スターバックスがオーストラリアから撤退する理由(Yahoo!より)」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140703-00000013-wordleaf-bus_all
現地の友達に聞いた所、みんなが口をそろえて言うのは、
Say it again? I don’t know What has happened… That’s,s**tttttt.
(初めて聞いたけど、いったい何だそれ?)
現在、国・地域別の店舗数(直営とフランチャイズの合計)がアメリカ、カナダ、中国に次いで世界4位となっている日本ですが、主要エリアであればどこにでもある「スタバ」に対して非常に馴染み深い日本人にとっては、まったく考えられない答えが返ってきました。
つまり、 『そう。みんな、はじめから興味がなかった。』という事。
特に驚く様子でもない彼らは、やっぱりローカルのコーヒーショップを愛していて「こんなに良いコーヒーショップが近くにあるのにチェーン店になんか行くわけないよ」って。
スターバックスがあるのはCBD (Sydney central Business District) と言われるビジネス街がほとんどですが、やはりシティにもローカルの素晴らしいコーヒーショップが所々にあるので、並んででもローカルのコーヒーショップでコーヒーを飲む理由が彼らにはあるみたいです。
そこに感じるのはアメリカや他の国とも違う種類の “コーヒーを飲むカルチャー” が育まれてるという感覚です。
僕自身も休日にはやっぱり美味しいコーヒーが飲みたくなり、色々な所に行きますが、その頻度は日本にいるときよりもはるかに増えてきています。
コーヒーの味をチェックしに行くというよりも、その場所の雰囲気を感じに行ったり、ペストリーを食べにも行ったりとコーヒー+αまでを楽しんでいます。
言葉で表すには少し難しいですが、純粋にコーヒーを飲みながら、その日一日を充実させてくれる力がこの国のコーヒーカルチャーにはあると感じています。
AUTHOR
_oda
オーストラリア、シドニーに拠点を置き地元のコーヒーロースターにてバリスタとして活躍中。